· 

五稜郭(日本100名城_函館市)

2019年7月8日、およそ30年ぶりに函館五稜郭へ行ってきました。

修学旅行で五稜郭タワーへ登ったことはあるものの、眼下に見える公園の歴史的背景など当時は知る由もありませんでした。

現在公園となっている五稜郭は、幕末の1866年に完成した西洋式の星形要塞です。明治維新の内戦(箱館戦争)に巻き込まれながら3年後に廃城になりました。

土塁、石垣、堀など興味深い遺構が残って整備されていて、すばらしい「お城跡」です。

 

五稜郭は函館の港から数㎞内陸の扇状地上に築かれました。地図上には星形のお堀がくっくりと表れています。

函館山(臥牛山)はかつて単独の島として形成されていました。その後、沿岸潮流や河川などによる土砂の堆積と地表の隆起が生じて亀田半島との間に陸繋島が形成されました。市街地は陸繋島となった函館山から函館平野や亀田半島に繋がる陸繋砂州(トンボロ)上にあります。

※左図は「地理院地図ベクトルタイル提供実験(地形分類)」、右図は「ipadアプリ_スーパー地形」